サクラ -カナダ編-

カナダで死にかけた話編②

前回のカナダで死にかけた話編①でもチラッと話しましたが、この話は死にかけたというよりもちょっとした怖い体験という感じです

ある日の帰り道、1人バスに乗って家に向かっていました

夜の帰り道だったので辺りは真っ暗でしたが、バスに揺られて呑気に外を眺めていました

どこかのバス停に停まり、発車して間もなくのところで何やら外から叫び声と、窓を叩く「ドンドン!!」という音が…

「なんだ〜?」と思い、バスの運転手がいる方の外を見ると、何やら怒り顔の男性が…

最後に何やら運転手に叫ぶと怒りながら道路を歩いて行こうとしてました

その瞬間

どこから現れたのか急に警察が2人その男性を囲み、男性は両手を頭に持っていき、床に膝をつく形に…(なんか海外の映画で見るような光景)

この時は終始何があったのか、何が起こっているのか頭の中は『???』という感じでした

しかし、その次の瞬間急にバスがバス停でないところに停まり、運転手が乗客の方に向かって何やら喋り始めました

その時はっきり何をいってるかはわかりませんでしたが、どうやら「先ほどの男性が何かにブチギレながら窓を叩き、それによって窓ガラスにヒビが入り、これから警察と話すから乗客みんな降りてくれ、次のバスが多分このあと来るから」ということでした

「え?」

と思いながら、とりあえずあれよあれよという間に下車…

したのはいいけど、降ろされた場所が、まさかの

「危険地帯」

と呼ばれるゾーンだったのです

しかも乗客自体が少なく、その乗客自体もよく見るとちょっとガラの悪そうな方々

「あ…これはあかん」

恐る恐るあたりをちらっと見渡すと、

マリファナの匂いが充満していて(カナダは合法)

床にはそこかしこに注射器が落ち

ホームレスらしき人たちが大声を上げながらウロウロし

夜の暗さも相まって底の見えない闇のなか、

エラいところに1人ぽつんと立ち尽くしていました

ドキドキしながら身を固くし

「早くバス来い、早くバス来い」とひたすら祈っていました

しかしこういう時に限って全く来る気配のないバス

「おいーーーーーーー!ってゆーかあのバスの運転手、もっと降ろす場所他にあっただろーーーー!!」

と、だんだんバスの運転手への怒りやら、恐怖からの震えやらで色々な意味で半泣きになっていました

そしてようやくバスが登場!!

「救世主!!!」

と思いながら勢いよくバスに乗り込み、無事に帰ることができました

割と平和そうなカナダにも危険地帯というような場所はあるわけで…今回のように意図せず放り出されることもあるので乗るバスがどこを通るか、どのくらいの時間帯は特にそのバスは避けたほうがいいかなど、色々考えるきっかけになった一件でした

他にも、仕事先に向かう途中で駅の階段を上がっているときに、上のほうで犬を2匹連れている女性が何か大声で叫んでいて、「なんだ〜?」と見上げた瞬間

ノートパソコンが降ってき

その後も自分の立っている場所の真横に何かが「ガシャン!」と吹っ飛んできて絶句

(ちなみに私を狙ったわけではない)

そんなようなことが稀に起こるのだが、これぞ

THE 外国

って感じで、日本ではなかなか遭遇しない事だなーと思いました

他にもこんなようなことが色々あった気がしますが、とりあえずまた思い出したら書きます

おわり

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