カナダ留学を決めたきっかけについて
サクラは元々幼稚園教諭でした
7年前、短大時代の保育の先生の元で毎週保育の勉強をしていました
その先生は昔、カナダに何度も行っていて、現地の保育現場に何度も訪れていて、そこでの経験もあり「保育の考え方が変わった」とよく言っていました
「あなたもいつか経験するといいわ」としれっと言っていたけど、当時の私は
「100% 無理」
と、一点の曇りなく、できないことに自信満々でした
「私が日本から出るなんて」「ただただ恐怖」「こんな自分が外で生きていけるわけない」などという気持ちでいっぱいでした
しかし、先生がよくカナダや他の外国の話を聞かせてくれたこともあり、次第に日本以外の国について興味を持つようになりました
そして月日が流れると共に
外国の保育を学びたい
日本と外国の子育て・保育・教育の違いを知りたい
日本と外国のそれぞれの違いを知りたい
外国の人々の姿や生活を見てみたい
日本を外から見てみたい
と自分の中で意識して考えるようになりました
そして同時に、視野を広げたいとも思いました
短大卒業後はずっと同じ園で、長い間過ごしていましたが、私の中では
その世界が私の全てでした
でもそこは本当に小さい世界でした
小さな世界の小さないざこざ、それが当時の私には大きなもののように感じていました
働き始めるとどうしてもその会社の方針、上司や先輩のやり方や考え方などが全てで、まるで決まったレールの上を走ることこそが正解だと、そのレールの上を走ろうと頑張ってしまうのだと思いました
そこで得るものももちろん多くありますが、長くそこで走り続けると、自分の価値観が何だったか考えるのをやめてしまうと気づきました
当時はそのことに気づかず、ただただ外国へ行って色々学びたいという気持ちが先行していましたが…
8年という区切りで、当時は年長組の担任だったので、子どもたちと一緒に私も卒園しました
そしてその年の8月に「カナダに行く!」という、これまでの自分の人生の中で1番と言える程の一大決心をしたのでした
ちなみに行き先をカナダに決めたのは、先生の話を聞くうちに勝手にカナダに親近感を抱いていたからかもしれません(あと、いろんな人に「カナダは英語の発音が綺麗だよ」と言われ、英語も頑張ろうと思ったから)
一度カナダにいくと決めたら気持ちはもうカナダに向かっていました
ちなみに両親は特に反対することもなく
「マジか…」
という反応
親戚や友達、周りの人たちも全員「がんばれ!」と背中を押してくれました
ちなみに当時の習い事の先生たち(着付け、空手)は月謝を少なくしてくれたり、無料にしてくれたり(「今、働いてないでしょ?」って)、家族や親戚の皆さん、整体の先生や園長先生には「餞別に」とお金いただいたり、友達や習い事の先輩にもいろんなものをいただきました。
1人くらい「今更留学してどうするの?」とか、「海外行っても意味ない」と言う人がいるのかな?と思ったら(よくSNSでそう言われたというつぶやきを見たから)、誰1人そんなことを言う人がおらず…
私って本当に人に恵まれているな…
と実感し、胸が暖かくなったのを覚えています
たくさんの人への感謝の気持ちと、そして背中を押してもらったことでもらった勇気も持って、やる気いっぱいでカナダに出発したのでした
(実はやる気いっぱいで行けた理由がもう一つあるのですが、それはまたいつか)
↓↓カナダへ行くため、中部国際空港から成田国際空港へ移動しようとするサクラ(見送りにきた両親撮影)