カナダで死にかけた話 編①
サクラはカナダで一度だけマジで命の危険を感じた瞬間があります。
ちょっと話は逸れますが、サクラのルームメイト(シェアハウスの)は、カナダで日本のお菓子などの商品を取り扱う仕事をしていて、その関係で度々日本のお菓子をもらって帰ってきてくれました。
カナダで日本のお菓子を買うのは日本で買うよりはるかに高いので、持って帰っては、よくおすそ分けしていただいてました(メチャメチャ嬉しい)。
そんなある日、ルームメイトは当時サクラの最もお気に入りのお菓子の一つをもらってきてくれました。
それはみんな大好き、ソフトキャンディの「ぷっ◯ょ(ソーダ味)」です。
中にラムネが入っていて、ゴリゴリ噛み砕きながら毎度味わっていたお気に入りのお菓子です。
その日もいつものようにゴリゴリ噛み砕きながら食べていました。
あまりよく覚えていませんが、ぷっ◯ょを食べながら、キッチンから自分の部屋に移動し、クローゼットを開けて上の方にある服を取ろうと見上げました。
その瞬間
ぷっ◯ょが思いっきり気管に入り込みました
一瞬呼吸が止まり
次の瞬間すごい勢いでむせました
咳が止まりません
呼吸もうまくできないレベルで、吐きそうになりながら咳き込み続けました
本当に本当にやばい
焦る一方だが、それに反して咳は止まらず、呼吸ができない
死ぬ…と思った瞬間、
「日本人女性の留学生、カナダで死亡」
「死因ぷっ◯ょ」
という日本のニュース映像が脳裏によぎりました。
いや、それは恥ずかしすぎる
と、なんとか気合いで咳を整え、呼吸を整え、落ち着きを取り戻していきました。
ゼイゼイと涙を流しながら、改めて「カナダにいて日本のお菓子のぷっ◯ょ食べていて死ぬとか、恥ずかしすぎるだろ…この歳で…」と思いながら、想像だけで羞恥心でいっぱいになっていました。
翌日ルームメイトに
「昨日大丈夫でした?」
「(隣の部屋で)メチャメチャむせてるからどうしようかと思った…いや、実際どうすることもできんのだけども…」
と言われ、事の顛末を話しました。
「とにかく無事でよかった」
と言ってもらい、自分でも何事も起こらなくてよかったとほっとしました。
その後も性懲りも無くぷっ◯ょは食べ続けていますが(ぷっ◯ょに罪はないし)、とりあえずその日から「ぷっ◯ょを食べる時は上を向かないようにする」と心に決めています。
おわり
※冗談じゃなくてこれが本当に死にかけた話なんですけど、あんまり役に立つ話でもなかったので(私が1人ぷっ◯ょを喉に詰まらせただけ)、カナダで死にかけた話 編②でちょっと怖い経験(ホラーではなく)したことについて触れたいと思います。